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10月14日の京都11R・太秦(うずまさ)ステークス(3歳以上オープン、ダート1800メートル、別定、12頭立て)は、7番人気で池添謙一騎手とコンビを組んだヴィクティファルス(騸5歳、栗東・池添学厩舎)が4コーナーで外から先頭に並びかけてそのまま押し切り、初めてのダートで久々の勝利を飾った。タイムは1分51秒3(良)。
1馬身1/4差の2着は好位のインからしぶとく伸びたタイセイドレフォン(2番人気)。さらにアタマ差の3着には最後方から追い込んだキタノリューオー(10番人気)が入った。
内から気合をつけて1番人気メイクアリープが先頭に立ち、リリーミニスターがこれをマーク。さらに外からロードエクレールが続いた。好位のインにはタイセイドレフォンがつけて、ディアセオリー、ジャズブルースなどが集団を形成。ヴィクティファルスは中団の外からレースを進めた。4コーナー手前で外から一気にヴィクティファルスが進出。直線に入ってリリーミニスターをかわした後も力強い伸び脚を見せて、そのまま後続の追撃を封じて押し切った。デビュー15戦目で初めてのダート戦で新境地を開拓。池添謙一騎手と池添学調教師の兄弟タッグは9日のGⅡ京都大賞典(プラダリア)に続き、開催日で2日連続のメインVとなった。
太秦Sを制したヴィクティファルスは、父ハーツクライ、母ヴィルジニア、母の父Galileoという血統。通算成績は15戦3勝となった。
◆池添謙一騎手(1着 ヴィクティファルス)「初めてのダートでしたが、返し馬から悪くない感触でした。3コーナーで外に出したらいつでも動ける手応えでしたし、抜け出すときの脚は芝くらいの速さでしたね。ダートで道が見えたかなと思います」