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皐月賞に2頭出しの須貝尚介調教師(56)=栗東。厩舎の先輩ソダシと併せ馬で追い切ったフリームファクシについて直撃した。きさらぎ賞から2カ月半ぶりとなるが、中間に取り組んできた成果を実戦で披露してくれそうだ。
--前走・きさらぎ賞を振り返って
「勝つには勝ったけど、納得がいかない勝ち方だった。1コーナーの手前でこすられて、ハミをかんだまま。あれでは、もうひとつ上のランクの競馬では、しまいの脚がなくなってしまうからね」
--中間の調整は
「そのへんの〝お勉強〟をしながら、ムキになる部分をケアしながらやって、随分良くなってきました。レースで生きればと思います」
--追い切りの動きはどう見た
「ソダシと併せましたが、中山までの輸送もあるので、時計のことはあまり考えずに。いつも調教では酒井騎手に乗ってもらっているけど、気持ちよかったらしい。伸び伸びと走っていたね」
--今週末は天気が荒れそう。そのあたりは
「みんな条件は一緒ですからね」
--中山までの輸送はどうか
「大丈夫だと思います。精神面もしっかりしてきたところがありますからね」
--デビューからずっと2000メートルを使ってきている
「大きいところを目指していくなら、これ以上の距離もあるのだし、慣れるためにも(長めの距離を)使っていかないといけない。皐月賞はこれからの試金石になるレースだと思います。いい結果を期待しています」
★ソダシと併せ馬で秀逸フィニッシュ
フリームファクシは栗東坂路でソダシ(OP)と併せた。ゴール前で仕掛けられるとラスト1ハロン11秒9(4ハロン54秒0)と秀逸なフィニッシュで、クビ差先着。須貝調教師は「(同じく皐月賞に出走する)ショウナンバシットと併せた1週前追い切りもいい感じでしたが、今日もいい動きでした。伸び伸びと走っていたね。調教通りの力を発揮できれば面白い」とタイトル奪取をにらんだ。