１２月１１日の中山１１Ｒで行われたカペラステークス（ＧⅢ、３歳上オープン、ダート１２００メートル、別定、１６頭立て、１着賞金＝３８００万円）は、福永祐一騎手の２番人気リメイク（牡３、栗東・新谷功一厩舎）が、直線外から鮮やかに差し切って重賞初勝利を決めた。鞍上の福永祐一騎手は、調教師試験に合格した翌９日に４６歳の誕生日を迎えたばかりだった。タイムは１分８秒９（良）。

４馬身差の２着にはリュウノユキナ（１番人気）、さらにアタマ差遅れた３着にジャスティン（７番人気）が続いた。

◆福永祐一騎手（１着　リメイク）「きょうは流れも速くなると思いましたし、こういう形でレースしてみたいと思っていました。期待通りの走りを見せてくれました。思ったより前と離れたなと思いましたが、この馬自身のリズムの中で走れていましたし、プラン通りの競馬ができました。今でこそなんでもできる馬になっていますが、最初からそういった馬ではなく、一戦一戦いい形で馬が成長してきてくれました。ペースに合わせた競馬はなんでもできる馬になったと思います。（現役が）来年２月いっぱいまでなので、きょうみたいな走りをする馬に乗っていると名残惜しくもありますが、３月まではジョッキーなので、今まで通り全力を尽くしたいと思います」

リメイクは、父ラニ、母サリエル、母の父キングカメハメハという血統。北海道新冠町・（株）ノースヒルズの生産馬で馬主は前田幸治氏。戦績は９戦５勝。重賞は初勝利。

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