競馬ニュース > 記事
3日間開催の2日目となる19日(日曜)は、中京で秋華賞トライアルのローズSが行われる。春の桜花賞、オークスで5着だったアールドヴィーヴルは、ひと夏を越して大きく成長。距離も中距離に適性があり、3着以内に与えられる秋華賞(10月17日、阪神、GI、芝2000メートル)の優先出走権を獲得して、本番に弾みをつけたい。
夏を越して大きくなった馬体が成長度を物語る。秋の始動戦に向けてアールドヴィーヴルは順調な調整過程。オークス出走時は422キロだったが、今はたくましさを身につけており今野調教師は充実ぶりを口にした。
「馬体重は帰厩後、変わらず442キロです。輸送でいくらかは減ると思いますが、心身ともにリフレッシュして、筋肉の厚み、丸みというのが出始めました」
8日の1週前追い切りは栗東坂路で4ハロン50秒6-12秒8。4カ月の休養明けでも好時計をマークして態勢が整っていることをアピールした。「やれば動く馬なんでね。強めにやりましたが、申し分ない動きです。カイバ食いも落ちてないですし、順調です」と続ける。
春は1600メートルの桜花賞、2400メートルのオークスでともに5着。成長途上を感じさせるなかで掲示板に載り、トレーナーは能力の高さを意識した。
「桜花賞はスピード決着で合わなかったですね。それでも追い込んでくるというのは力があります。オークスは(距離が)いっぱいいっぱいでしたが、上手に走れていました。センスはいいです」
大きな期待を込めて迎える秋初戦。師は「中距離ではいい脚を使えるという安心感はある」と見立てており、ローズSから秋華賞というGIロードが2000メートルで実施されるのは間違いなく後押し材料だ。
初の中京、週末の雨予報も気になるが「コースは気にしていません。(雨も)めちゃくちゃな高速馬場よりはいい」とトーンは前向き。収得賞金は1100万円で、賞金的に秋華賞出走が極めて厳しいだけに、まずは本来の適距離で自慢の末脚を生かせる直線の長い中京で優先出走権のゲット。その勢いに乗ってGI馬のソダシ、ユーバーレーベンが立ちはだかる牝馬3冠の最終舞台へ挑みたい。(増本隆一朗)
★ローズSの特別登録馬(想定騎手入り)はこちら 調教タイムも掲載
このニュースへのコメント
人気ニュース
【宝塚記念2024】有名人の予想に乗ろう! 徳光和夫さん、鈴木淑子さん、霜降り明星・粗品さんなどズラリ!競馬大好き芸能人・著名人がファイナルジャッジ! |
||
6月23日(日) 05:30 | ||
ウマニティ ウマニティ編集部 | 97584 |