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1番手はモズアスコット。
もともと坂路で目立つタイプだが、今回も絶品だ。重心にブレがまるでなく、後半になるにつれてフットワークの回転数が増していく、実戦同様の鋭いフィニッシュを決めてみせた。内めを回っただけに、時計(4F51秒5)が速いのは当然ながら、視覚的なインパクトもこの馬が一番だ。
アエロリットはサウスポーとあって、左回りで進入する美浦の坂路が大好き。今週も鞍上の手綱はまるで動かなかったが、天性のバネの強さを発揮してあっさり4F50秒9を叩き出した。前走時もそうだったが、この秋は躍動感が抜群。完成の域に達した印象だ。
ジャンダルムはペルシアンナイトを含めた3頭併せで、馬なりのまま最先着した。近走は不振だが、脚力はここに入ってもむしろ上位。きっかけひとつで上位に食い込める資質を秘めている。(夕刊フジ)
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