今週は京都でクラシックの登竜門「第５８回きさらぎ賞」（２月４日、ＧＩＩＩ、芝１８００メートル）が行われる。昨年の皐月賞馬アルアインの全弟ダノンマジェスティがスタンバイ。粗削りながらも素晴らしい瞬発力に熱い視線が寄せられている。

　デビュー戦は阪神外回り９Ｆ。追い出されると一気に加速し、ゴール前は外へ張り気味になりながらも、力で後続を３馬身半圧倒した。

　「（真っ直ぐ走れないのは）トモがしっかりしていないから。そんな状態で完成度の高い面々と戦う今回、どれくらいのレースができるか。血統もいいし素質も高い。先々が楽しみだね」と和田騎手（騎乗停止中のためレースは松若騎手）。先週は坂路でラスト１Ｆ１２秒７をマークし、「ちょうどいい感じ」と好感触だった。

　ＡＪＣＣダンビュライト（１着）→根岸Ｓサンライズノヴァ（２着）と好走が続く音無調教師も期待大。「もし真っ直ぐ走れていたら、前走はさらに速い上がりの脚を使えた。ここで能力がどれくらいのモノか分かるだろうね」と、先にクラシックを見ながら早くも戦闘モードだ。（夕刊フジ）



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