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先週の鳴尾記念をアクシオンで制した美浦・二ノ宮厩舎が、土曜中京の中日新聞杯にナカヤマフェスタ(牡3)、日曜中山のカペラSにダイワディライト(牡5)と有力2頭を送り出し、2週連続重賞Vを狙う。ダイワは中山ダ【4・2・0・0】と安定感は抜群。短期放牧でリフレッシュして状態も万全で、重賞初Vを狙う。
前走の室町Sではトップハンデ57キロを背負いながら地力でライバルをねじ伏せたダイワディライトが、【4・2・0・0】と連対率100%の中山ダ1200メートルで待望の初重賞獲りに挑む。
「短期放牧から戻ってからは順調に乗り込んできた。ダートの短距離では重賞を勝てるだけの能力はある」と三浦調教助手の言葉に力がこもる。デビュー2戦目で初勝利を挙げたが、骨折で1年以上も戦線を離脱。「なかなか詰めて使えなかった半面、まだ12戦しかしていないので馬はすごく若い。ここで勝てれば、来年以降も使いたいレースが使えるからね」とタイトルを意識する。
馬場状態は不問で時計勝負にも対応可能。試練を乗り越えて本格化してきた5歳馬が、得意舞台でGウイナーの仲間入りを果たす。(片岡良典)