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万葉ステークス(5日、京都11R、4歳上オープン国際、ハンデ、芝・外3000メートル、1着本賞金2300万円 =出走13頭)武豊騎乗で3番人気のステラウインド(美・尾関、牡6、父ゼンノロブロイ)が、4番手から抜け出してオープン初勝利。タイムは3分8秒5(良)。通算21戦6勝。2着は6番人気のシャンパーニュ、3着は4番人気のニューダイナスティ。1番人気のショウナンラグーンは4着だった。
第一人者が新春の淀で存在感を見せつけた。武豊騎手の左ステッキに応えて、ステラウインドが内からスルスルと伸びてV。メーンジャックに、名手は頬を緩めた。
「うまく運べればチャンスがあると思っていた。折り合いに苦労するところはあったけど、力と、状態の良さで押し切ってくれたね」
道中は4番手で我慢。2周目の向こう正面では行きたがる面を見せたが、鞍上が上手になだめて直線で抜け出す。最後は2着馬のしぶとい差し返しをアタマ差で封じ込んだ。
「とにかく賞金を加算できてよかった。経験を積めばまだ良くなると思います」と尾関調教師も目を細める。2013年には凱旋門賞に出走したキズナの帯同馬として渡仏した6歳馬に、さらなる進化を期待していた。
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