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牝馬クラシックの初戦、桜花賞(13日、阪神、GI、芝1600メートル)の追い切りが9日、東西トレセンで行われた。美浦では、チューリップ賞2着のヌーヴォレコルトがオープン馬2頭を翻弄し、大本命のハープスター打倒へ万全の態勢。フォーエバーモアは優勝した前走・クイーンC時を上回る時計を出し、好調ぶりをアピールした。
春めく日差しのもと、チューリップ賞2着のヌーヴォレコルトが軽快なステップを踏んだ。美浦Wコースで3頭併せ。馬なりのまま余力十分に駆け抜けた。
「きょうは無理をしないで気持ちよく走れるようにした。休み明けの前走より気が入って、しまいの反応が良かった」
斎藤調教師は納得の表情。5ハロン68秒9という時計自体は目立たないが、ゴットフリート(牡4)、イタリアンネオ(牡3)のオープン馬2頭を動きで圧倒した。
最後方追走から直線で最内へ。手綱が動くイタリアンに対し、ヌーヴォレコルトは馬なりでラスト1ハロンを12秒5でまとめて併入。外のゴットには3馬身先着した。「こんな状態でGIに行けたら、と思っていたデキ。(GIでも)十分に戦える」。理想の状態に仕上がった。