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◆雰囲気変わらず〔6〕サクラプレジール
デビュー3戦目でのオークス戴冠を目指す(6)サクラプレジールは、美浦Wコースを軽く周回した。馬体には張りがあり、気持ちの抑えも利いて、重心の安定したフォームだ。「普段から落ち着いている馬ですし、きょうも変わらずいい雰囲気」と、尾関調教師は調整には満足げ。「実績馬との力関係は何とも言えませんが、関西馬は馬格のない馬が多いですから、長距離輸送を苦にする馬も出てくるでしょう。この馬は体があるので、その点でアドバンテージがあると思います」と、キャリアの浅さを地の利でカバーする考えだ。
◆輸送後も順調〔5〕デニムアンドルビー
桜花賞組を抑えて前売り1番人気に支持されている、サンスポ賞フローラSの勝ち馬(5)デニムアンドルビーは、正午前に東京競馬場入り。土曜輸送の関西馬では一番早い到着となった。「今回は1頭だったのでソワソワしていましたが、すぐに落ち着きました。前回はすごい脚を使ってくれたし、楽しみですね」と小滝調教助手。水曜計量では前走比プラス2キロの434キロだったが、「輸送でも体は減らないタイプ」と心配はいらないようだ。
◆元気な脚取り〔9〕ローブティサージュ
(9)ローブティサージュは午前10時に栗東を出発して午後4時10分に東京競馬場到着。約6時間の順調な輸送だった。シャキシャキとした脚取りを見せて元気いっぱいだ。野本調教助手は「スムーズだったし、輸送もへっちゃらで落ち着いていた。桜花賞時は精神的にもいっぱいいっぱいだったみたい。距離が延びるのもいい」と2400メートルの舞台で復活を誓う。
◆成長に手応え〔13〕エバーブロッサム
1戦ごとに良化を見せ、学習能力の高さを感じさせる(13)エバーブロッサムは、美浦の坂路を4ハロン65秒7で駆けた後、南Dコース(ダート)を軽く半周。コースでは、ほど良い前傾姿勢になり、馬体もきっちりと仕上がっている。「基本的にのんびりしている馬で、オンとオフがはっきりしています。引っ掛かる馬ではないので、距離は大丈夫でしょう」と橋本調教助手。大きな上積みを武器に女王の座を狙う。
◆ハナに行けば…〔16〕クロフネサプライズ
金曜日に東京競馬場に入っていた(16)クロフネサプライズは、厩舎地区で約40分の乗り運動を行った。初めての場所とあって到着した際はキョロキョロと落ち着かなかったが、1日たって環境にも慣れたようだ。「着いた時は少しカイバ食いが落ちたが、今朝は食べてくれているし、体は前回と同じくらいで出せると思う。デキはいいですよ」と田所純調教助手。〔8〕枠(16)番にも「ハナに行けば、物見をするから折り合える。スタートはうまいし、ポンと出て馬なりでスーッと行ければ、自然とハナに立てるはず」と逃げ切りを狙う。
◆2冠制覇に意欲〔4〕アユサン
2冠を目指す(4)アユサンは、美浦・南Wコースでキャンター。2ハロンを28秒4で流し、ガス抜きをして最終調整を完了した。「ゴール板過ぎで行かせました。いいですよ。十分に上位争いできる状態だと思います」と手綱を取った矢嶋調教助手。森厩務員は「あまり人気がないね。きょうの感じなら折り合いは心配ない。どうだ!! と、桜花賞の時みたいに結果を出したい」と2冠制覇に意欲を見せた。