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仕切り直しはVが至上命題。アストラエンブレムが巻き返す。
デビュー前から「兄(ブライトエンブレム=弥生賞2着、皐月賞4着)以上の逸材」との呼び声も高かった大器。初戦こそロスカボスに一歩届かず2着だったが、2戦目は新潟マイルを上がり3F32秒6で突き抜けて大楽勝。素質の片鱗をアピールした。
ところが続く前走のサウジアラビアRCは、その新潟戦で4馬身も突き放したブレイブスマッシュに1/4馬身及ばず、3着に敗れた。短期間の間に立場が逆転? NO! 小島茂調教師はそれは違うとばかりに、内情を明かす。
「放牧先から戻す輸送で馬体重が大きく減ってしまったうえに、レースまでの調整日数も少なすぎた。僕らも馬体を減らさないよう、減らさないようって、それしか頭になかったから」
不本意な状況下での重賞初トライで、タイム差なしの3着なら、むしろ底力を示した形。そして何より、糧にできる失敗を早い段階で経験できたことが大きかった。
今回も同じ放牧明けとなるが、陣営が牧場サイドと相談し、前回より早めに帰厩させるプランを選択。帰厩後もハードな追い切りこそないが、先月30日に美浦Wコースで5F71秒9、今年に入って3日に坂路で4F55秒5、6日に54秒9ときっちり調教をこなしてきた。詰まった間隔でコンスタントに時計を出せたことで、連日、自ら騎乗してきたトレーナーの表情も晴れやかだ。
「6日も乗ってみて、前回とは全然違うって確認できたから本当に良かった。馬体重も鞍を着けて469キロだから、もう戻っているね。兄のブライト(エンブレム)と違って、こっちは走りに軽さがある。それにこの中間は、ゲート練習でも初めておとなしくしているんだ」
“軽い走り”&“ゲート難改善”。これぞまさに、今の京都の芝攻略に直結するファクター。何より、関東馬ながらただ1頭、西に挑ませるのが自信の表れだ。5冠馬の名をいただく出世レースで、今年はアストラが最高のステップを踏む。
“究極の3連単”はデビュー2戦の中身が濃い○ピースマインドを2・3着に据えた12点。(夕刊フジ)
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