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2月4日の京都11Rで行われたきさらぎ賞(GⅢ、3歳オープン、芝1800メートル、馬齢、12頭立て、1着賞金=4100万円)は、レネ・ピーヒュレク騎手の1番人気ビザンチンドリーム(牡、栗東・坂口智康厩舎)が、ウォーターリヒト、シヴァースとの大接戦をハナ差制して重賞初勝利を決めた。R・ピーヒュレク騎手はJRA重賞初勝利。タイムは1分46秒8(良)。
ハナ差の2着にはウォーターリヒト(10番人気)、さらにハナ差遅れた3着にシヴァース(8番人気)が続いた。
レースは1番人気のビザンチンドリームが後方2番手からの競馬に。シヴァースはインから早めに2番手を追走し、勝負どころで先頭に立つ。後方を追走したウォーターリヒトは直線でインを突く。シヴァースとウォーターリヒトの追い比べに、外からビザンチンドリームが豪快に脚を伸ばし、3頭が鼻面を合わせたところがゴールだった。
ビザンチンドリームは、父エピファネイア、母ジャポニカーラ、母の父ジャングルポケットという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は吉田和美氏。戦績は2戦2勝。重賞は初勝利。
◆レネ・ピーヒュレク騎手(1着 ビザンチンドリーム)「私自身、実は負けたと思っていました。ちょっと(ゴールに着くのが)遅かったかなと思ったので、結果に驚いています。勝つことができたのはオーナーや厩舎、調教師、関係者の皆さまのおかげ。JRAの皆さまにもサポートしていただいて、この勝利を迎えられて、本当にうれしいです。ゲートは上手に出ましたが、バランスをつかむまで少し時間がかかりました。ペース自体は良かったです。素晴らしい末脚を持っているとわかっていたので、それを信じて乗りました」
◆坂口智康調教師(同)「前回より少し気合が乗っているなと思ったけど、許容範囲でした。出たなりで折り合い重視で(乗ってほしい)と思っていましたが、馬の間に入って少しガチャガチャしていましたね。まだ心身ともに幼いですし、ゲートもあんな感じですから。(厩舎の平地重賞初勝利に)うれしいです。負けたと思っていましたから。瞬発力、脚力がありますし、こういう馬場であの脚を使ってくれました。根性もありますし、闘争心もありますね」
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