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2023年度のJRA賞受賞馬が9日、発表され、トップホース2頭で票が割れた最優秀ダートホースは、フェブラリーS、チャンピオンズCとJRAダートGⅠを完全制覇したレモンポップが166票を獲得。ドバイワールドCの覇者ウシュバテソーロに40票差をつけて受賞した。
田中博調教師は「フェブラリーSを勝った時点では(距離的に)チャンピオンズCに参戦することも想像していませんでした。オーナーの強い後押しと応えてくれたレモンポップ、厩舎スタッフ、牧場の取り組みに感謝しかない。次走はサウジC(2月24日、キングアブドゥルアジーズ、GⅠ、ダ1800メートル)が目標。かなり難しいチャレンジですが、いい過程で臨めるし全力を尽くします」と世界再挑戦へ意欲。サウジCには引き続き坂井騎手とのコンビで挑むことも決まった。
ウシュバテソーロは特別賞を受賞した。競走馬の特別賞は2020年クロノジェネシス以来で、ダートで行われたドバイワールドCを日本馬として初めて優勝したことなどを理由に、選考委員会で満場一致の選出となった。「23年が始まる前、ダートは走るだろうと思っていましたが、まさかここまでトントン拍子でいってくれるとは。今年は直行でドバイワールドC(3月30日、メイダン、GⅠ、ダ2000メートル)連覇を目指します」と高木調教師は今後の意向を明かした。