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昨年の皐月賞馬イスラボニータは、闘志に火をつける意欲的な併せ馬で態勢を整えた。
美浦坂路を4F68秒3で流したあと、Wコースでシャイニープリンスを5馬身追走。蛯名騎手を背に手綱は向正面まで動かず、3角を過ぎても前との差は4馬身。大きすぎるビハインドかと思われたが、GI馬の脚力は一枚上だった。残り1F手前でスッと抜き去り、しっかり気合をつけられ1馬身半先着した。
まさに貫禄の違い。それでもジョッキーは冷静だ。「休み明けとしては間に合ったが、息とか少し重い感じ。1週ごとに良くなっているし時計も出ているけどね」と、昨秋のセントライト記念まで【6・2・0・0】のゴールデンコンビだっただけに求めるレベルは高い。
「ジャパンC(9着)も中山記念(5着)も本来の走りができていないと思う。そのあたりを踏まえて今回(調教で)やってきたことがどう出るか。とにかく秋をいい形でスタートして、GIにつなげたい」と、中身にこだわる復帰初戦だ。(夕刊フジ)
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