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2歳王者決定戦・朝日杯フューチュリティS(20日、中山、芝1600メートル)の枠順が18日に確定した。先週13日の中山10Rの馬単4万5470円を◎△で的中させて万馬券量産中の水戸記者は〔5〕枠(9)番のエーシンホワイティを本命に抜てき。2度のレコード勝ちのスピード馬から高配当狙いに出る。馬券は19日から全国で発売される。
確定枠順へ
中山のマイル戦は多頭数になればなるほど外枠の馬はレースをしづらくなる。スタートして加速がつくところで急に折れる最初のコーナーがあるからだ。スムーズに曲がりにくいため一種の軽い玉突き状態になり膨れる馬が出て、どうしても外枠を引いた馬は弾かれたりして不利を被り易いのだ。
つまりコースロスを強いられるわけで、挽回すべく道中脚を使うことからどうしても終いの伸びを欠くことになる。そんな外枠をトーセンファントム、エイシンアポロンという人気どころが引いてしまった。穴っぽいところのニシノメイゲツ(中山得意)、キョウエイアシュラ(一叩きされた実績馬)もしかりである。この朝日杯、過去10年の連対馬を見ても圧倒的に真ん中から内めを引いていた。ならば真ん中〔5〕枠より内めの馬に目をつけたい。
期待を寄せたいのは、そんな1頭、真ん中に近い枠順を引いた(9)エーシンホワイティだ。サクラバクシンオーの子で、一度使ったマイル戦(デイリー杯2歳S7着)で凡走していることから人気はない。だが、距離的不安があると見るのはどうだろう。デイリー杯の際は2カ月ぶりの実戦で余裕残しの体つき。イレ込みがきつく、レースでは余力が残っていなかった。ここは参考外にしていいのだ。未勝利戦を勝った際と、前々走でコースレコードを弾き出したことをむしろ評価すべきだ。前走は1頭だけ他馬より重い斤量56キロを背負っての競馬。それも出遅れ、外々を回らされるロスを強いられながら差のない競馬をしている点も無視してはいけない。
血統もいい。タレンティドガール(エリザベス女王杯)が祖母で、近親にニッポーテイオー(安田記念、マイルCS、天皇賞・秋)など活躍馬がキラ星のごとくいる良血だ。母の父がサンデーサイレンスでもあり、血統的にもマイルの距離に壁などあるはずがない。勝負師アンカツとのコンビも魅力。一発があって不思議ない。馬券は馬単(9)(12)、(9)(15)、(9)(1)、(9)(2)、(9)(4)、(9)(5)、(9)(7)、(9)(8)で万全だ。(水戸正晴)
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