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12日に阪神競馬場で行われる牝馬3冠第1弾「第75回桜花賞」(GI、芝1600メートル)でいよいよ’15クラシックの幕が開く。2歳女王ショウナンアデラは骨折で離脱したが、3戦無敗の重賞馬が3頭出走と例年以上にハイレベル。なかでも、牡馬を蹴散らしてきたルージュバックにスポットライトだ。
何もかもが型破りだ。ルージュバックの過去3戦はすべて芝1800メートルで牡馬が相手。マイル戦も牝馬限定戦も桜花賞が初めてだ。しかし戸崎騎手に不安の色はない。
「課題らしい課題がありません。強い馬はどこへ行っても強いですよ」
その自信も3連勝の内容を見ればうなずける。百日草特別で破ったベルーフ、ミュゼエイリアンはのちに重賞V。きさらぎ賞ではポルトドートウィユ、アッシュゴールドといった超良血を下し51年ぶりの牝馬Vを飾った。それでも「力を出したのは7分くらい」という。能力は牡馬をも含めて世代No.1かもしれない。
中間はノーザンファーム天栄(福島県)に放牧に出され、先月19日に帰厩。先週1日にはWコースで6F83秒0、ラスト1F12秒6をマークし、古馬500万下に涼しい顔で1馬身先着した。
「いつもの動き。変わらず順調だし、これ以上を求めてもね」と大竹調教師。中63日でのぶっつけ本番も「じっくり時間をかけて仕上げていける」とプランどおりだ。
キャロットファーム代表の手嶋龍一氏は3月に出演したラジオ番組で、仏GI凱旋門賞(10月4日、ロンシャン、芝2400メートル)遠征を示唆。その夢のためには、04年ダンスインザムード以来、11年ぶり史上7頭目の無敗桜制覇が必須条件だ。(夕刊フジ)
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