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9日の新潟11Rで行われた第7回レパードステークス(3歳オープン、GIII、ダート1800メートル、15頭立て、1着賞金=4000万円)は、岩田康誠騎手騎乗の1番人気クロスクリーガー(牡、栗東・庄野靖志厩舎)が好位追走から早めに抜け出して快勝。重賞2勝目をマークしたタイムは1分51秒9(良)。
力強い脚いろで、真夏の越後路を制圧した。人気に推されたクロスクリーガーが好位から抜け出して快勝。堂々の重賞2勝目を飾った。
レースは最内からじわっとゴールデンバローズが先行。センチュリオンが2番手につけ、その後ろにラッキープリンス、さらにライドオンウインドと続く。人気のクロスクリーガーはこれまでよりやや後ろの位置で、5番手あたりを追走した。ゴールデンバローズがマイペースで逃げたものの、4コーナー手前で早くもクロスクリーガーが外から接近。さらに中団にいたダノリバティも一気に差を詰めて前を射程圏にとらえる。人気3頭が抜け出す形となったが、クロスクリーガーはゴールデンバローズを競り落として先頭に立ち、外から迫るダノンリバティの追撃も寄せ付けない。そのまま力強く押し切って1番人気に応えた。クロスクリーガーを生産した新冠・北星村田牧場は、クイーンSのメイショウスザンナに続く2週連続の重賞勝ちとなっている。
3/4馬身差の2着は3番人気のダノンリバティ。さらに1馬身3/4差の3着には後方からよく伸びた紅一点の11番人気タマノブリュネットが入っている。
クロスクリーガーは、父アドマイヤオーラ、母ピンククィーン、母の父ブライアンズタイムという血統。北海道新冠町・北星村田の生産馬で、辻高史氏の所有馬。通算成績は8戦5勝(うち地方2戦1勝)。重賞は交流GII兵庫チャンピオンシップ(2015年)に次いで2勝目。庄野靖志調教師、岩田康誠騎手ともにレパードS初勝利。
これがJRA重賞80勝目となった岩田騎手は「ずいぶん勝たせていただいたな、と思います。(レースは)どこからでもいい馬ですし、あまり行く気はなかったので、相手を見ながら…でした。(ゴールデン)バローズが行ったので、怖いなと思って早めに動いたぶん、直線は脚が上がってしまいましたが、やっぱり強いですね。この馬自身、すごい力を持っていますし、無事に成長してくれたらもっと大きいところを狙えると思います」とさらに上のステージを見据えていた。
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