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15日の東京5R2歳新馬(芝1800メートル)は、北村宏司騎手騎乗の1番人気アヴニールマルシェ(牡、美浦・藤沢和雄厩舎)が競り合いを制して人気に応えた。タイムは1分52秒7(良)。
好スタートを切ったデンバーに、外からイディルが並びかけて、ゆったりとイディルがかわしてハナを切る。好位にディアイージス、ロジチャリスが追走。人気のアヴニールマルシェは中団の後ろで外からレースを進めた。流れは遅く、アヴニールマルシェも4コーナーでは外からじわっと進出。前を射程圏にとらえて直線に向かう。ロジチャリスが早めに先頭に立って突き放そうとするが、外からこれを目標にアヴニールマルシェが並びかけ、直線半ばからは2頭の叩き合い。ロジチャリスがいったんは前に出たが、ゴール前でさらにもうひと伸びしたアヴニールマルシェがかわし、見事にクビ差で初陣を飾った。2番人気のロジチャリスが2着。2着から3馬身差の3着には4番人気のディープフォルツァが入っている。
アヴニールマルシェは、父ディープインパクト、母ヴィートマルシェ、母の父フレンチデピュティという血統。祖母キョウエイマーチはGI桜花賞の勝ち馬。おじトライアンフマーチはGI皐月賞の2着馬。
北村宏騎手は「スタートは出たけれど、気持ちの面でピリッとさせたくなかったので無理せずジワッと行きました。道中は少しフワつくところがあったけれど、それも許容範囲。ラストは2着馬と併せ馬でグイッと出て力を見せてくれました」と先々を見据えながら結果を出したことに納得の口ぶりだった。
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