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2冠を目指すダービー馬が、アクシデントに見舞われた。菊花賞出走を予定していた今年のダービー馬ディープブリランテが18日の運動後、右前脚に熱感が認められたため、出走を回避した。
厩舎で会見を行った矢作調教師は「今朝、運動のメニューを終了後、右前脚に熱を感じた。腫れや跛行はなく、歩様に乱れもないが、無理するわけにはいかない。この馬の将来のためと思って大事を取ってやめます。楽しみにしてくれたファンには申し訳ない。残念ですが、やめる勇気も必要だと考えました」と沈痛な面持ちで説明した。
19日に精密検査を行い、トレセン近くのノーザンファームしがらきに放牧に出される予定。「年内(の出走)はないと思います。来年の復帰を目指したい」とトレーナーは今後の見通しを話した。
同馬は7月21日の欧州最高峰レース・英GIキングジョージ6世&クイーンエリザベスS8着後、菊花賞を目標に調整していた。これで菊花賞での12年ぶりとなるダービー馬と皐月賞馬の対決はなくなった。