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⑥スルーセブンシーズ
栗東滞在で調整している関東馬は角馬場からCWコース。気合十分でやる気をみなぎらせ、心身両面の充実ぶりをうかがわせた。
矢原洋一調教助手は「気合乗りが良かったですね。(栗東に)来た当初はカイバ食いが落ちましたが、すっかり戻りました。輸送距離が短いのはいいですし、前日まで調整ができるのもいいと思います」と滞在調整に手応えを感じている。事前発表馬体重も前走から8キロ増の456キロ。体調の良さが数字にも表れている。
前走の中山牝馬Sで重賞初制覇を果たし、勢いに乗っての参戦。「毛づやが良くて、具合もいいです。長く脚を使えるので、そこを生かせれば」と同助手。過去5年で牝馬が3勝しており、今年も要注意だ。
⑤イクイノックス
GⅠ・4連勝を狙う世界ナンバーワンホースは、栗東Eコースをゆったりと1周。落ち着きのある姿を披露した。木村哲也調教師は「考えうる最善の手を打ちました。水曜日以降も体調が上がっているのが見てとれます。(馬体重は)大きくプラスにもマイナスにもならないと思います」と見通しを口にした。
⑨ジャスティンパレス
天皇賞・春からのGⅠ連勝を目指すディープインパクト産駒は、角馬場で体をほぐしたあと栗東坂路を軽やかに駆け上がった。池水健児調教助手は「ほどほどに気合が入って、雰囲気はいいですね。落ち着きもあります。体がしっかりして、加減せずに調教ができています」と好気配を伝える。
⑩ディープボンド
GⅠで2着4回あるキズナ産駒は、力強く栗東坂路を駆け上がり、上昇ムードを漂わせた。谷口辰夫調教助手は「輸送で10キロぐらい減るので、前走よりもマイナス馬体重になりそう。ただ、すっきりしていいと思います。年齢を感じさせないぐらい、状態が上がっています」と言葉に力を込めた。
⑪ジェラルディーナ
GⅠ・7勝のジェンティルドンナを母に持つ良血は、角馬場での運動にとどめた。斉藤崇史調教師は「変わりなくきています。大阪杯(6着)と比べても調整はやりやすかった。順調にこられました。あとはジョッキーに託します」と歴代最多の宝塚記念4勝を誇る武豊騎手に全権委任だ。