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11月4日(日)の京都競馬11Rで行われた第18回JBCクラシック(交流GI、3歳以上オープン、選定馬、定量、ダート・右1900メートル、16頭立て、1着賞金=9000万円)は、福永祐一騎手騎乗の3番人気ケイティブレイブ(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)が快勝。地方競馬が舞台だった交流重賞で8勝を挙げていた馬が、中央の競馬場で初めてビッグタイトルを獲得した。タイムは1分56秒7(良)。
中団を追走していたケイティブレイブは直線でグングンと脚を伸ばして、逃げていたサンライズソア(2番人気)を捕らえる、トップでゴールを駆け抜けた。道中は勝ち馬の直後につけていたオメガパフューム(2番人気)が外から伸びてきて、3/4馬身差の2着。サンライズソアはさらに1馬身差の3着に粘った。最後方から一気に追い込んできたノンコノユメ(5番人気)が4着で、アポロケンタッキー(4番人気)は13着。
JBCクラシックを勝ったケイティブレイブは、父アドマイヤマックス、母ケイティローレル、母の父サクラローレルという血統。北海道新ひだか町・岡野牧場の生産馬で、瀧本和義氏の所有馬。通算成績は31戦11勝(うち地方15戦8勝)。重賞は2016年兵庫チャンピオンシップ・交流GIII=園田、白山大賞典・交流GIII=金沢、浦和記念・交流GII=浦和、17年名古屋大賞典・交流GIII=名古屋、帝王賞・交流GI=大井、18年川崎記念・交流GI=川崎、ダイオライト記念・交流GII=船橋、日本テレビ盃・交流GII=船橋に次いで9勝目。JBCクラシックは杉山晴紀調教師、福永祐一騎手ともに初優勝。
◆福永祐一騎手「久しぶりの京都のダートでしたが、トップコンディションだったので自信を持って乗りました。この馬のリズムを守ることを第一に考えましたね。思ったより前が速くて置かれる形になりましたが、ああいう形でもGIを勝ったことがあるので、心配していませんでした。ルメールの馬(サンライズソア)が前にいたので、早めに捕まえにいこうとしたので、(最後は)際どくなっていしまいましたけど。コンビを組ませてもらってきて、馬が完成されて心身ともに充実しているので、最高の結果を出せてよかったです」
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