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<美浦トレセン>
スプリングS2着のアサマノイタズラが上昇ムードだ。滝口厩務員は「皐月賞(16着)は競馬をしていない。使い詰めでストレスもあったようだ」と前走の敗因を語ったうえで「今回は放牧でリフレッシュされ、追われるたびに体に張りが出てきた。スプリングSのときの状態にある」と巻き返しを誓った。
目下2連勝中のグランオフィシエはこの日、角馬場からBコースで軽く1周半の運動をこなした。「前走後は在厩で調整。先週の時点で体は戻ったので日曜にPコースで時計を出せたのは大きい」と池内助手は順調さを強調。「折り合い面に不安はなく、器用な馬で小回りは向く。良馬場が理想だが、開幕週なので色気を持って臨めそう」と意欲満々だ。
スペシャルドラマにとって福島芝1800メートルは、昨夏の新馬戦5着以来2度目。「前走は負けたが悪い内容ではなかった。使われていい雰囲気にあるし、ハンデ(53キロ)も手頃。いいイメージで臨めそう」と佐藤良助手は期待を膨らませている。
<栗東トレセン>
リッケンバッカーはNHKマイルCで後方から4着まで追い上げた。余田助手は「ペースが速くて戸惑っていましたが、その中で上がり最速でよく伸びてくれました。距離延長が鍵ですが、器用な馬なのでこなしてくれると思います」と力を込めた。
前走のメルボルンTを逃げ切ったタイソウは、京成杯6着、共同通信杯12着に続き3度目の重賞挑戦。西園調教師は「順調にきてますよ。開幕週の福島で、前めで運べれば。跳びのきれいな馬だから、できれば良馬場でやりたい。ハンデ(53キロ)も生かして、何とか秋につなげたいね」と期待を寄せた。
先行力のあるワールドリバイバルは、皐月賞12着以来の実戦。「前走後は放牧でリフレッシュ。先週にしっかりやってピリッとしてきた」と牧田調教師は好気配を伝える。続けて「同型の馬が多いけど、積極的に運びたい。開幕週もいいし、斤量(53キロ)が軽くなるのもいい」と前向きに語った。
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