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12着に敗れた皐月賞から3カ月半。真夏のGIIIで始動する京成杯馬ベルーフが、栗東CWコース3頭併せで存在感をアピールした。
先頭のプリンスダムを楽な手応えで追走し、その後ろにダノンシーザーが続く流れ。そのままの隊列で半マイルから4角へ。直線では口向きの悪さを出さないよう外プリンス、内ダノンの真ん中に入り、ラスト1Fをビッシリ。初コンビのパートン騎手の手綱に応えるように、ゴール前でグイッと半馬身抜け出した。
「動きはまずまず。気性的に難しい面はあるけど、いいエンジンを持っているのは分かった。レースへ行って、それをいい方向へ出せるかがカギになる。これから週末までトレーナーと相談して、ベストの競馬ができるようもっていきたい」と、ジョッキーは大きな可能性を感じていた。
歩様が乱れ、泣く泣くダービーを断念したが、「休ませた効果ですっかりトモは良くなった。春よりも馬はしっかりしてきた」と兼武助手。久々ながら状態面の不安はなく、エリカ賞→京成杯を連勝した能力をいきなり発揮できそうだ。(夕刊フジ)
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