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皐月賞馬イスラボニータは秋3戦目。さすがに大きな上積みを求めるのは酷だが、意欲満点の走りを披露した。
しとしと冷たい雨が降るなか、美浦坂路で体を温めたあと、いつものようにハロー明け直後のWコースに登場した。相手は富士S2着のシャイニープリンス。6Fから4馬身追いかけ、まったく無駄のないコーナリングで射程圏内に入れた。
3戦目とあって直線での派手なアクションはほぼなかったが、ぶっとい首をしっかり上下に動かしながら、弾力性十分のフットワークはやはり迫力満点。絶好調のOP馬を相手に馬なりで余裕の併入なら、まだまだ走る意欲は衰えていない。
天皇賞から中3週での優等生な走りに、「使う週は余裕残し。反応だけを見ていたが、良かったね。もうこれで十分だと思う。上積みうんぬんよりも、順調にきているのが何より」と栗田博調教師。自然と顔がほころぶのも無理はない。
前走の3着は早めに先頭に立ってしまい最後に遊んでしまったものだけに、「メイチで競馬をしていない。皐月賞がこの馬の理想型。その辺、今回は長く乗ってもらっている蛯名騎手ですから。距離も心配していない。とにかく普通に競馬をしてくれれば」と、ベテラントレーナーは逆転戴冠をあきらめてはいない。(夕刊フジ)
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