競馬ニュース > 記事
秋華賞トライアル・ローズS(3着までに優先出走権)の追い切りが17日、東西トレセンで行われた。美浦では、オークス馬ヌーヴォレコルトがWコースでラスト1ハロン12秒3をマークし、サンケイスポーツ調教評価『S』をゲット。栗東では、昨年の2歳女王で桜花賞2着のレッドリヴェールが坂路で軽快なフットワークを披露した。
オークス馬ヌーヴォレコルトが、秋初戦のローズSへ向けて絶好の動きを披露した。
脚ならしに坂路を4ハロン68秒7で登坂した後、Wコースへ。単走で5ハロン69秒7-12秒3を馬なりでマークした。「いい反応でした。輸送がありますし、時計的にも予定通り。リラックスしていましたね」。完璧な最終調整に斎藤調教師の表情がほころぶ。
「反応(の鋭さ)は春のままで、芯がしっかりしてきました。ひと夏越して精神的にも大人になりました。オークスを勝ちましたが、本来のベストは千八から二千。注文のつかない馬ですし、ここは楽しみな一戦」
トレーナーの言葉に愛馬への信頼がみなぎる。
本質的には叩き良化型で、この後に控えるGI秋華賞での2冠達成が今シーズンの大目標。しかし、本番に直結するメンバー構成だけに前哨戦にすぎないという油断はない。「実績馬、上がり馬を、ここで負かしておきたい。しっかり仕上げました」。堂々の勝利宣言だ。