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21日の阪神11R天保山ステークス(3歳上オープン、ダート1400メートル)は、武幸四郎騎手騎乗の5番人気エーシンビートロン(牡8歳、栗東・西園正都厩舎)が2番手から抜け出して快勝。オープン初勝利を挙げた。タイムは1分23秒4(良)。
外のエーシンビートロンが好スタートを切ったが、これを制して内からキズマが先手を取る。エーシンビートロンが2番手で、その後ろにインペリアルマーチと1番人気のウォータールルドが追走した。縦長の展開になり、キズマは直線に入ると脚いろが鈍る。これに代わって先頭に躍り出たエーシンビートロンがぐんぐん伸びて後続を突き放し、追いすがるウォータールルドに1馬身差をつけて完勝した。2着がウォータールルドで、さらに1馬身1/4差の3着には3番人気のナリタスーパーワンが入っている。
エーシンビートロンは2008年10月に行われた“伝説の新馬戦”(1着アンライバルド、3着ブエナビスタ、4着スリーロールスがのちにGI制覇、2着リーチザクラウンがダービー2着)の5着馬。遅まきながら、現役を去った同期の馬たちの背中を追いかけている。
エーシンビートロンは、父ブライアンズタイム、母ローレンシア、母の父ホリスキーという血統。通算成績は31戦6勝となった。
武幸騎手は「コンスタントに使っている馬だし、この年齢。バテてもおかしくない状況ですけど、厩舎がうまく調整してくれていましたね。強い競馬でした」と状態の良さを強調していた。
★21日阪神11R「天保山ステークス」の結果はこちら
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