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今週のメインは、2歳チャンピオン決定戦の朝日杯フューチュリティステークス。注目の牝馬も参戦して混戦ムードだが、ベゴニア賞を驚異の末脚で差し切ったサトノアレスも好勝負が見込まれる一頭だ。先週の阪神JFをソウルスターリングで制した藤沢和雄調教師(65)にとっては、グレード制導入後初となる2週連続2歳GI制覇のチャンス。名伯楽が、快挙達成に向けて期待のほどを語った。(取材構成・柴田章利)
--初勝利までに3戦を要した
「デビュー前から期待していた馬だけど、勝ちきれなくてね。2戦目も負けて、3戦目も使うことになってしまった。でも、勝ったときに2着だった(レッドローゼスの)蛯名騎手から、『先生、その馬強いね』って言ってもらえたぐらいだから」
--前走のベゴニア賞は強い競馬
「(勝つまでに)3回続けて使ったのでひと息入れた。久々だったし、掛かるかなと思っていたけど、そんなこともなかったね。ラストの脚はけた違いで驚いたぐらいだよ。早めに先頭に立ってしまって心配したけど、そのまま押し切ったからね。強いな、と思ったよ」
--母(サトノアマゾネス)も管理していた
「お母さんもいい馬だったね。未勝利戦を勝っただけで引退してしまったけど、その後にクールモア(アイルランドに拠点を置く世界最大の生産者グループ)から買い戻したい、って話がきたぐらいだからね」
--短距離で活躍した兄もいるが
「この馬は違うよね。距離は長いところでももつ。ベゴニア賞はマイルだからどうしようかと思ったけど、東京なら…と思って使った。上手に競馬をしていたよね」
--今度は阪神への輸送競馬
「牡馬だし、いままで札幌、中山、東京と走っている。それほど気にしていませんよ」
--勝てばJRA初の同年2歳GIダブル制覇
「サトノアレスは、何よりも体質が強いのがいいね。それと競馬っぷりがいい。今の阪神外回りのマイルは、昔と違ってタフでいいコースになった。前走で騎乗したライアン(ムーア騎手)も、『いい馬』と言っていたし、ソウルスターリングとタイプは違うけど、今週も楽しみにしていますよ」
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