欧米からも参戦はあるが、地元馬と日本馬２頭による争いの図式だ。地元の三本柱は、前哨戦のジョッキークラブスプリントで１、２着のノットリスニントゥーミーとラッキーバブルズ、そして昨年の高松宮記念勝ち馬エアロヴェロシティとなる。いずれも実績があり、互角の顔触れだ。

　日本からは、春秋のスプリントＧＩ馬が出走する。ビッグアーサーはムーア騎手、レッドファルクスはＭ・デムーロ騎手とのコンビ。ともに初の海外遠征だが、能力的には十分に通用する。スムーズな競馬ができれば、スプリント王国・香港の牙城を崩すことも十分に可能なはずだ。

　ほかにも、前２年２、１着のペニアフォビア、近況が安定しているアメージングキッズなど地元勢は層が厚い。

　欧米勢では、仏ＧＩモーリスドゲスト賞勝ち馬サインズオブブレッシングが注目される。先行脚質だけに同型との兼ね合いや後続のマークが鍵となりそうだ。

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