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ラストラン香港C(芝2000メートル)へ、モーリスが国内最終追いを行った。小雨混じりの美浦Wコースを疾走、GI6勝目へ確実に前進した。
条件馬だったころから調教の動きは抜群だったが、最近はやや抑える内容も多かった。しかし、けさは悔いを残さないようパワー全開だ。前半から素晴らしいスピードを披露し、直線も鋭伸。6F79秒1-64秒9-50秒1-36秒3-12秒8と別格の動きを見せた。
「道中は15-15で流して、しまいしっかり追うという指示。予定よりかなり速かったけど、加減しないでしっかりやることがテーマだったし、この馬場でこれだけの時計は体調がいい証拠。遠征も慣れているので加減なく調教できる。期待しています」と、橋本助手も順調をアピール。
香港は’15香港マイル、’16チャンピオンズマイルとGI2戦2勝。鞍上はコンビでGI3戦3勝(マイルCS、香港マイル、天皇賞・秋)のムーア騎手で、「(2000メートルの)前走でも、誰もついてこれない自信があった」と言い切る。
異国での有終Vへ、最強馬が万全のコンディションで日本を旅立つ。(夕刊フジ)
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