競馬ニュース > 記事
2日の東京11Rで行われた第28回根岸ステークス(4歳上オープン、GIII、ダート1400メートル、16頭立て、1着賞金=3700万円)は、フランシス・ベリー騎手騎乗の4番人気ゴールスキー(牡7歳、栗東・池江泰寿厩舎)が差し切って重賞初制覇。フェブラリーSの優先出走権を獲得した。タイムは1分23秒4(良)。
芝からの転戦組がトレンドのダート界に、また新たなスターが登場した。ダート転向6戦目のゴールスキーが鮮やかな差し切りを決めて重賞初制覇。フェブラリーSに向けて大きな勝ち星を手に入れた。
レースは横一線のスタートから、スリーボストンが先頭に立つ。典型的な逃げ馬はいない顔ぶれだったが、ドリームバレンチノ、ブライトライン、さらにアドマイヤサガスなども先行策に出て、道中はよどみのないペース。それでも馬群は固まった状態で直線に向かう。一団となったままの決め手比べで、ブライトラインやドリームバレンチノも粘りを見せるが、ゴール寸前で差し馬が台頭して形勢は一気に逆転。最後はベリー騎手の叱咤に応えて伸びたゴールスキーがグイッと伸びて1/2馬身差で重賞初制覇を果たした。2着は8番人気のノーザンリバー。さらにクビ差の3着には5番人気のシルクフォーチュンが入っている。
ゴールスキーは、父ネオユニヴァース、母ニキーヤ、母の父Nureyevという血統。北海道安平町・追分ファームの生産馬で、(有)社台レースホースの所有馬。通算成績は32戦8勝。重賞初勝利。池江泰寿調教師、フランシス・ベリー騎手ともに根岸S初勝利。
ベリー騎手は「レース前は池江調教師から“休み明けでまだ体がしっかりしていないので、次に向けていいレースをしてほしい”と言われました。最初のコーナーでいい位置に付けられたし、直線も我慢してから追い出したら、いい走りをしてくれました」と笑顔でレースを振り返っていた。
★2日東京11R「根岸S」の着順・払戻金はこちら