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高松宮記念馬ビッグアーサーが、史上5頭目の春秋スプリントGI制覇に向け万全の動きを披露した。
栗東坂路で単走。出だしにクビを振ったり気難しい面を見せるのはいつものことで、スピードに乗り出してからはスムーズに力強く、スピード感十分のフットワークを見せた。3F目から11秒8の高速ラップを刻み、脚勢が鈍りかけたラスト1Fも12秒8。雨で水分を含んだうえ、閉門間際の荒れた馬場。4F52秒5はアーサーにしては平凡だが、しっかりやれたことで態勢が整った。
「中2週で中山への輸送もあるので、先週と同じような上がり重点を想定していたが、前半が掛かり気味で、馬場も悪かったので時計は予想以上にかかった。それでもいい負荷をかけられたし、ラストは一杯一杯でも動き自体は良かった」と藤岡調教師。
セントウルSは意表を突く逃げで完勝。「結果にもこだわっていたし強い内容。あれはあれで良かった。本番はより前へ行きたい馬もいるので、その後ろにつけられればと思っている。(福永)ジョッキーとはお互いに『普通に走れば結果は出る』と言っているよ」。王者はただひたすら勝ちにいく。(夕刊フジ)
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