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◆戸崎と新コンビ〔11〕エバーブロッサム
2008年ヴィクトリアマイルを制したエイジアンウインズ(父フジキセキ)の半妹(11)エバーブロッサムは、13日に追い切った後も順調そのものだ。「前走(1着)は初戦(6着)より競馬が上手になっていた」と橋本調教助手は良血馬の成長を実感。「暖かくなって冬毛も抜けてきたし、体調も上を向いている」と状態面についても好感触を得ている。3月にJRA入りした戸崎圭騎手との新コンビでターフに旋風を巻き起こしたい。
◆不良馬場もOK〔12〕カラフルブラッサム
関西馬(12)カラフルブラッサムは、中間に坂路とCWコースで力強い動きを見せている。13日の最終追いも坂路でラスト1ハロン12秒7を馬なりでマークした。「調教の動きは相変わらずいいからね。前走(ビオラ賞2着)はタフな中京で早めに動いたらさすがに厳しかった。荒れた馬場もこなせるし、中山も心配していない」と鈴木孝調教師は巻き返しに意欲を見せる。阪神JF5着の実績は最上位だ。賞金を加算し、桜花賞へ駒を進めたい。
◆距離延長問題なし〔4〕サクラプレジール
東京マイルの新馬戦を快勝した(4)サクラプレジールは、美浦のWコースをゆったりとしたキャンターで駆け抜けた。「追い切りの動きもよかったですし、状態面は大丈夫です」と西塚調教助手が明るい表情を見せる。今回はコースが中山に替わり、距離も1ハロン延長するが、センスの良さでクリアできそうだ。「メンバー的にも楽しみですし、自信を持って送り出せます」と同助手は一気の重賞制覇を狙っている。
◆攻め込めるタイプ〔3〕レッドマニッシュ
1998年の2歳女王スティンガーの娘(3)レッドマニッシュは、美浦・南のA(ダート)コースを軽快に駆け抜けた。「馬体も雰囲気もいい感じ。13日にビシッと追ってあるからね。牝馬だけど、攻め込めるタイプ。アパパネもそうだったよ」と国枝調教師は“牝馬3冠”を含むGI5勝を挙げた大先輩を引き合いに出して愛馬のセールスポイントを強調。昨年の阪神JF14着以来2カ月半ぶりの500万下(5着)を使われ、グンと良化している。
◆前走上がり最速〔1〕ダイワポライト
最内枠の(1)ダイワポライトは、美浦の坂路(4ハロン73秒6)からWコースに出て前日調整した。「順調ですよ。いつもは使った後に反動がくるのですが、今回はそれがありませんでした。中2週でも大丈夫です」と担当の秋山厩務員は笑顔でうなずく。前走の500万下では後方待機からメンバー最速の上がり3ハロン34秒7で伸びて3着。同じ舞台の今回も持ち前の末脚を生かすつもりだ。
◆コース実績十分〔5〕アルファアリア
中山の芝1800メートルで勝ち上がった(5)アルファアリアは、美浦坂路で4ハロン69秒3をマークした。「デビュー前から動きの良かった馬ですし、中身がいいんじゃないですかね」と町田調教助手は高い素質を評価。使われての良化もうかがえ、「状態はいいですし、立ち回りのうまさを生かせれば」と同助手は気持ちを込めた。3歳春でキャリアの浅い馬も多いだけに、豊富なコース実績はアドバンテージとなる。
◆陣営自信たっぷり〔8〕トーセンレディ
阪神JF12着の(8)トーセンレディは、美浦トレセンのプールで最終調整を行った。「放牧明けだが、順調に乗り込んでいるし、坂路でビシッとやったからね」と山田調教助手は3カ月ぶりの実戦にも自信を持って送り出す。昨年6月に東京芝1800メートルの新馬戦を制し、完成度の高さを見せつけてきた。「前走から1ハロンの距離延長はプラス。時計がかかる中山の馬場も合いそうだし、長く使える脚を生かせれば」と同助手は期待感たっぷりに語った。