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1986年にダービーと有馬記念を制して年度代表馬に輝いたダイナガリバー(牡29、父ノーザンテースト、母ユアースポート、母の父バウンテイアス)が26日早朝、繋養先の北海道苫小牧市・ノーザンホースパークで疝痛のため死んだ。
ダイナガリバーは美浦・松山吉三郎厩舎で、生産者の北海道千歳市・社台ファームに初めてダービーのタイトルをもたらした。また、名種牡馬ノーザンテーストの産駒としても、唯一のダービー馬となった。現役時代の成績は13戦5勝。総獲得賞金は2億5994万6300円。88年から種牡馬となり96年の桜花賞馬ファイトガリバー、92年のNHK杯勝ち馬で皐月賞2着のナリタタイセイなどの活躍馬を出した。
社台ファーム代表の吉田照哉氏は「社台グループに初めてのダービーの栄冠をもたらしてくれた馬で、ダービーを勝ったときには父の善哉が涙を流して喜んでいたことを思い出します。ノーザンテースト産駒でダービーと有馬記念を勝利してくれた、本当に素晴らしい馬でした」と話した。