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【ドバイ(UAE)23日=板津雄志】ドバイ国際諸競走(26日、メイダン)に出走する日本馬10頭の追い切りが行われた。シーマクラシック(GI、芝2410メートル)に出走する昨年の2冠馬ドゥラメンテ(美・堀、牡4)は芝コースでキレのある動きを披露。また、この日はGI4レースの枠順抽選会が行われ、ドゥラメンテは(4)番に決まった。
海外初戦へ向けての追い切りは、芝コースで正味2ハロン。それでも日本のエース、ドゥラメンテはメイダンの緑の絨毯を力強く駆け抜け、性能の高さを見せつけた。
現地で芝を体験するのは初めて。向こう正面からゆっくりと動き出す。4コーナーの引き込みへ一旦入った後、しばらくして4ハロン地点から徐々にスピードアップした。前日の大雨で重くなった馬場を問題にせず、2ハロン23秒2-11秒5(強め)をマーク。堀調教師は「半マイルからしまいの反応を確かめました。良かったと思います」とコメントした。
その後、M・デムーロ騎手に乗り替わり、ゲートの駐立を2度確認。「落ち着いていておとなしかった」と主戦は納得の表情だった。
9カ月ぶりの復帰戦だった中山記念を制し、「馬自身はとても成長していた。何よりレースでリラックスして走れていたのが大きい」とトレーナー。今回は初の海外輸送や環境の違いで、多少馬体も減ったというが、「思ったより適応が早く、今は通常のコンディションに近い」という。
同日昼の枠順抽選会で枠番が(4)番に決定した。決戦は26日。実力を世界へ示すときが近づいている。