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第144回天皇賞・秋(30日、東京11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝2000メートル、1着本賞金1億3200万円 =出走18頭)馬主になって15年目、GI挑戦延べ33頭目にして初めての栄誉の場に島川隆哉オーナー=(株)ジャパンヘルスサミット代表取締役・健康食品販売業=は不在。仕事の都合がつかず、代わりに表彰台に上がったのは長女の晃子(あきこ)さん(32)だった。
「今日だけはどうしても…って頼まれていましたので」と、複数の友人とともに応援。愛馬が馬群を割って迫ってくるや、「うん? 3着はあるかなって思う間に先頭に立っちゃったじゃないですか。みんなで大絶叫。もう、びっくりでした」と、その瞬間の感激を口にした。
島川オーナーは晃子さんとの電話で、「やっと(GIを)とれた。今日は何も言うことはない。感無量」と話したという。
カンパニー、ブエナビスタと天皇賞・秋3連覇となったノーザンファームでも感激はひとしおだった。蹄が弱く出世が遅れたいたが、1億7千万円で取り引きされた良血。「サンデーの血が入っていないんだよね。息のつけない持久力勝負になったのが勝因かな」と吉田勝己代表(63)が言えば、秋田博章場長(63)も「カンパニーと同族。トニービン(両馬ともトニービンの孫)との相性が良かったんだろう」と分析してくれた。 母エヴリウィスパーのお腹には同じジャンポケの子が、そして評判のディープ産駒、半弟の2歳トーセンホマレボシは来週中に池江寿厩舎入りする。血のドラマは続く。