★１コーナー

　典型的な逃げ馬は不在で、ハナを切るのは武豊騎手が積極策をにおわせる（１３）ロッカヴェラーノになりそう。（８）フェイトフルウォー、（１７）ユニバーサルバンクも早め。馬場も悪いため、落ち着いた流れになる。先行勢を見るかたちで（１０）ナカヤマナイト。（５）オルフェーヴルも中団の内で折り合いをつける。ほぼ同じ位置に（２）サダムパテックがつけ、（１１）デボネア、（１５）トーセンラーあたりもオルフェーヴルをマークするかたちで進む。（９）コティリオンは折り合い専念で最後方から。

★向こう正面

　先頭は（１３）ロッカのままで、ペースがガクンと落ちる。折り合いに難のある馬にとっては、ここが我慢のしどころとなるだろう。（５）オルフェは相変わらず内でジッと我慢。ここ２走、馬群の中での競馬を続ける（１６）トーセンレーヴは、このあたりで内に潜り込んでオルフェの後ろあたりにつけそうだ。（１）ウインバリアシオンも後方でじっくりと脚をためる。馬場状態を考えれば、前半１０００メートル通過は６２～６３秒あたりになりそう。馬群に大きな動きはないまま、人馬が呼吸を整える。

★３～４コーナー

　残り１０００メートルを切ったあたりから、再びペースアップし、勝負どころにさしかかる。マイペースで運んできた（１３）ロッカに、粘り強さを生かしたい（１７）ユニバーサルが早めに並びかけ、続いて（１４）ショウナンパルフェ、（７）ベルシャザールなども動いていく。（１０）ナカヤマも前を射程圏内に入れ、我慢していた（５）オルフェも徐々に外へと持ち出していきそうだ。これに呼応して（１５）トーセンラー、（１１）デボネアもゴーサインの態勢を整える。（１６）トーセンレーヴ、（１）ウインは内からの進出を狙っていく。

★最終直線

　道悪でもあり、直線は内外に馬群がバラける。坂下で（１３）ロッカ、（８）フェイト、（１７）ユニバーサル、（１４）ショウナンパルフェなど数頭が横一線。そこから（１０）ナカヤマが抜け出しにかかる。さらに外から（２）サダムや（５）オルフェが強襲。マークしていた（１１）デボネア、（１５）トーセンラーなども必死に追いすがる。（１６）トーセンレーヴ、（１）ウインは、馬群の間隙を狙って勝負。さらに、直線勝負に賭けていた（９）コティの末脚も爆発する。栄光のゴールに向けた迫力満点の追い比べ。さあ、結果はどうなる！？

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