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今週から開幕する中山のメーンは名物マラソン重賞「第49回ステイヤーズS」(12月5日、GII、芝3600メートル)。まずはリーディングトップを走る堀厩舎が送り込んできた3連勝中の新星アルバートにスポットを当てる。
“マジックマン”モレイラ騎手の手綱で覚醒したのか、真夏の札幌での500万下戦の圧勝をきっかけに、1000万下本栖湖特別→準OP比叡Sを危なげなくクリア。まして、これまで経験のなかった2400メートルでのV2だけに、いよいよアドマイヤドン×ダンスインザダークのステイヤー配合が花開いたとみるべきだろう。
一気の1200メートル延長に関して橋本助手は歓迎の姿勢を崩そうとしない。「長距離の適性は高い。道中はフワッとしているので、3600メートルも心配はしていない」と言い切る。
全5勝はいずれも異なるジョッキーだったことが示すように、長距離戦で求められる操縦性の高さはなかなかのもの。一気のV4でGIIをクリアするようなら、有馬記念でもダークホースになっていい。
(夕刊フジ)
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