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このレースは、出走馬の平均U指数が96を下回る年は波乱傾向にある一方、96以上の年は比較的順当に収まりやすいという特徴があり、メンバーレベルを確認すれば攻め方の方向性がある程度見えてくる。上位勢が人気サイドであれば、無理に逆らわなほうがいい。今年の出走馬の平均U指数は95.3。例年よりレベルの低い年とみなせるので、指数上位馬を中心に、ヒモ荒れも視野に入れた馬券の組み立てが推奨される。
馬券の軸として取り上げなければならないのは、U指数上位2頭だ。3位以下に2.2以上の指数差を付けており、能力的には抜けた存在と評価できる。昨年のマイルCS勝ち馬で、東京芝1600mにおける重賞実績も十分な1位⑩ナミュール(98.6)。負けたレースも含め、毎回高いポテンシャルを示す走りを見せている2位⑥マスクトディーヴァ(98.2)。上位人気必至で妙味に欠けるが、この2頭を買い目から外すわけにはいかないだろう。
ヒモ穴として面白そうなのは、3位②フィアスプライド(96.0)だ。過去実績は上位人気勢には劣るも、マイル戦では崩れない点が魅力で、ルメール騎手の継続騎乗も心強い。
そして最後に、5位⑤ウンブライル(95.7)に注目する。NHKマイルC2着の実績と川田騎手騎乗という点で人気の一角を占めることになるだろうが、U指数上位2頭がかなり人気を集めることになりそうなので、買いやすいオッズに落ち着くとみる。押さえておいて損はないだろう。
【U指数予想からの注目馬】
⑩ナミュール ⑥マスクトディーヴァ ②フィアスプライド ⑤ウンブライル