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ドバイワールドカップデーが30日(日本時間同日深夜から31日未明)、UAEドバイ・メイダン競馬場で行われ、ドバイシーマクラシック(GⅠ、北半球産4歳以上・南半球産3歳以上、芝・左2410メートル、1着賞金348万ドル=約4億9207万円=国際的な取り決めによる年初の主要通貨換算通年レートの1ドル141.4円で換算)は、地元UAEのレベルスロマンスが優勝した。日本馬はシャフリヤール(牡6歳、栗東・藤原英昭厩舎)が2馬身差の2着で、リバティアイランド(牝4歳、栗東・中内田充正厩舎)は3着。タイムは2分26秒72(良)。
同じく日本から参戦したジャスティンパレス(牡5歳、栗東・杉山晴紀厩舎)は4着で、ルメール騎手の落馬負傷によりランフランコ・デットーリ騎手に乗り替わったスターズオンアース(牝5歳、美浦・高柳瑞樹厩舎)は8着だった。
◆クリスチャン・デムーロ騎手(2着 シャフリヤール) 「2、3番手からの競馬をしようと思ってうまくそのポジションで運べた。ペースが遅くて(ハミを)かむところはあったけど、2番手の勝ち馬と一緒に上がっていけた。最後は左にモタれたけどよく頑張ってくれた」
◆藤原英昭調教師(同)「最高の競馬でした。馬が成長しているように感じました」
◆中内田充正調教師(3着 リバティアイランド)「馬の具合はすごく良かったですし、レースも流れてくれていいところかと思っていましたが、このタフな馬場の影響なのか日本で見せていた切れ味が見られませんでした。ここまで応援してくださった皆さんやサポートしてくださった皆さんに結果を出して応えたかったのですが、申し訳ない気持ちです。また改めてリバティアイランドのいい走りを皆さんに見ていただきたいと思います」
◆ジョアン・モレイラ騎手(4着 ジャスティンパレス)「ゲートボーイのおかげでいいスタートを切ることができました。道中は長所のスタミナを活かして最後までバテずにいい脚で走ってくれましたが、ギアチェンジするところで置いていかれてしまいました」
◆杉山晴紀調教師(同)「日本の競馬のルーティンとは違ったシチュエーションの中で、平常心を保ってレースに臨めたのは収穫だと思います。悔しい結果でしたが、力を出し切れたことはよかったです」
◆ランフランコ・デットーリ騎手(8着 スターズオンアース)「ずっと右に張っていた。日本のファンの方々の応援はうれしいです」
◆高柳瑞樹調教師(同)「直線では外にモタれてしまいました。いい仕上がりだと思っていましたが、最後は少し本来の力を出せませんでした。まだ現役は続けるので、次に向かって頑張ります」