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京都芝1400mで施行される2歳牝馬限定のG3。
過去の勝ち馬は、2018年ダノンファンタジー、2019年レシステンシア、2020年メイケイエールなど、古馬重賞も制する馬が並ぶ。
2021年3着ママコチャは、スプリンターズSを制しており、印象の薄さに反して出世馬が多い。
今年は既に2勝を挙げている馬が複数出走し、レースレベルも高くなりそう。好走馬は今後にも注目したい。データは阪神開催の直近3年を除く、過去10年分を使用する。
逃げた馬の成績は【1-3-0-3】。複勝率57.1%と、2回に1回は絡む。内訳は以下のとおり。
2013年 ベルカント 4番人気1着
2015年 メジェルダ 6番人気2着
2016年 ショーウェイ 12番人気2着
2017年 コーディエライト 3番人気1着
2015年から2017年は、いずれも前半3ハロン35秒台と緩め、スムーズにハナを切り、展開利の後押しを受け粘り込む形。
ベルカントは、好発から前半3ハロン34.3。競りかけてくる馬はおらず、淡々としたマイペースで運べた。直線は一旦リードの縮まったところから突き放している。以降、重賞を4勝する馬で力もあった。
前半3ハロンが35秒を切った年は、34.3の2013年と33.7の2019年。頭数が15頭以上の年が2度あり、18頭の2013年と15頭の2019年。当然、揃うと流れやすくなる。となると、今年は前に厳しいかもしれない。
京都芝1400mのスタートは、2コーナー付近。
3コーナーまでは512mあり、200mほど走り、400mほど坂を上っていく。
上りきると一気の下り、外回りは内回りより高低差があり、スピードが出やすい。内回りより器用さは求められないが、4コーナーで馬群外だと、より外に振られロスが大きくなる。
最後の直線は平坦の404m。内回りに比べると、差しが決まりやすい。
逃げ馬に注目すると……と言いたいが、キャリアの浅いこの時期だけに、逃げているからといって逃げ馬なのかという問題はある。
一応、見ていくと前走逃げた馬は5頭、その内2戦連続で逃げている馬は1頭、直近2走以内に逃げた馬は9頭。少し付け加えると、前走初角5番手以内の馬は12頭。
最も速いテン1ハロンは、レディーエンジェルの新馬戦で11.9。ただ、ピューロマジックやロータスワンドに12.1、イツモニコニコに12.2がある。先行勢多数に加え、速い馬も多い。
こうなると、控える競馬で結果を出してきた馬に期待したくなる。
◎ドナベティ。キャリア3戦はすべて北海道。函館芝1200mの新馬戦は番手から上がり最速で快勝。2戦目のOPは1500mに距離を延ばすも、行きたがる面を見せ、直線伸びを欠いた。
前走は再度、距離を短縮し札幌芝1200mへ出走。前傾ラップのなか、控える競馬を選択すると、4コーナーでかなり外を回しての差し切り。末脚の利く馬場とはいえ、インパクトのある内容。
距離延長の形になるが、今回の組み合わせなら折り合いが楽になりそう。軽い芝に対応できるようなら。
馬券は◎の単複。
(文・垣本大樹)
このニュースへのコメント
のら〜り
10番人気2着的中はスゴイですね…^^;
畏れ入りました…
2023年11月5日 0:29