フェニックス賞で初勝利を挙げ、前走の小倉２歳Ｓで１０着に敗退したミカッテヨンデイイ（美・堀内、牝２）が、引き続き今村聖奈騎手（１８）＝栗・寺島＝でファンタジーＳ（１１月５日、阪神、ＧⅢ、芝１４００メートル）に参戦することが決まった。管理する堀内調教師が７日に明らかにした。

「次走はファンタジーＳを今村騎手で予定しています。年内はＧⅠ（阪神ＪＦ＝１２月１１日、阪神、ＧⅠ、芝１６００メートル）を目指したいので、その前に阪神を走らせたいと思っています。今回（小倉２歳Ｓ）は残念な結果でしたが、先々を考えればいい経験になったと思います。７日に山元トレセン（宮城県）へ放牧に出しました。疲れを取って１０月上旬には美浦トレセンへ戻して状態を見ながら栗東滞在にするか、直前輸送でレースに臨むかを考えたい。体は良くなってきたのでゲートに入るまでのプロセスなど何がこの馬に一番いいかを探っていきたいと思います」と堀内調教師は今後のプランと課題を口にした。

同馬はデビュー戦から今村騎手が手綱を握り続けており、しっかりと手の内に入れている鞍上とのコンビ継続は陣営にとっても心強い限り。「賞金を加算できればその先（桜花賞）のことまで考えられます。（今村騎手に）次も乗せてほしいと言ってもらえるようなレースをできればいいですね」とトレーナーは期待を寄せる。

ファンタジーＳの結果次第で改めて今村騎手に阪神ＪＦのオファーを出す見込みで、今秋も〝ミカ＆セイナ〟から目が離せない。

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