競馬ニュース > 記事
いまだ底を見せてない大物牝馬が牡馬を蹴散らす。ブランクチェックが重賞初挑戦Vだ。
デビューから(1)(2)(1)(1)着とオール連対。しかも、1200メートル→1400メートル→1600メートルと距離を延ばしつつのものだけに、高い順応性と能力がうかがい知れる。
年長馬相手の前走は2馬身半差の快勝で、タイムも前週の薫風S(3勝クラス)に0秒2差と優秀だった。栗田調教師は「1F延長でも力むようなところはなかった。余力を残しながら鮮やかな勝ち方でしたね」と高く評価する。
今回は1800メートル、コーナー4つ、重賞挑戦と初物づくしになっても、「おっとりしているので、この距離もこなせるはず。体はさらにたくましくなっているし、クリアできるだけの素質はあると思います」と期待の大きさは変わらない。
5日の最終チェックはWコース5F66秒9、ラスト1F12秒2。馬なりながらスピード感たっぷりに駆け抜けた。
手綱を取った戸崎騎手は、「前回よりも、いい意味でふんわりした走りができたし、前がかりになるところもおさまっていた。コーナー4回のコースでもうまく走ってくれそう」と手応えをつかんでいる。14年アジアエクスプレス、16年グレンツェントでVを飾っている“レパード男”。今年5月に戦列に復帰してからまだ重賞制覇がないだけに、久々のタイトルを虎視眈々と狙っている。
先週から一気に気温が上昇して夏本番に突入したが、この暑さも味方になる。兄姉は7~9月に【3・2・0・8】、連対率38・5%をマーク。半兄ノウレッジはこの地で新馬V→新潟2歳S2着と好走した。“夏は牝馬”の格言もあるだけに、歴戦の牡馬も恐るるに足らずだ。
夏の海を思わせるロイヤルブルーの勝負服が、先頭でゴールを駆け抜ける。“究極の3連単”はブランクを1着に固定。こちらもダートですべて2着内のデュードヴァンを2、3着に据えた12点で勝負!(夕刊フジ)
★レパードSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載