競馬コラム>記事
東京芝1600m左回りで行われる安田記念。
簡単にレースの特徴を説明したうえで出走馬の前走を踏まえた妙味について書いていきたいと思います。
■2018春シーズン 『競馬プロ予想MAX』presents連載コラムについて詳しくはこちら
⇒https://umanity.jp/racedata/columndet_view.php?cid=10147
■レースの特徴■
スタートしてすぐ下り坂があるので加速しやすいコース形態。
そのまま下った後の坂を勢い良く上りたいため、ハイペースになることが多く、
馬群がバラけにくい条件が揃っているので馬場がフラットなら内枠が有利と言えるでしょう。
また、前半にタフな流れになりやすく直線も長いことから、マイル特有の切れ味を有している馬より中距離もこなせるスタミナを持ち合わせいる馬が向きます。
これだけ厳しくなるレースとなると、少しのペースの違いで前にいった組の脚色が鈍らずそのまま残ったり、終いバタバタになって差し優勢の展開になったりと様々。騎手の思惑次第でどんな展開にもなり得るコース形態という点を頭に入れつつ、どういった隊列になるのかをしっかり考えることが的中への近道ではないでしょうか。
今回は行きたい馬が少なく、展開読みが難しいのでより想像力が問われるレースになりそうです。
■前走の分析■
・アエロリット
●前走ヴィクトリアマイル G1 4着 (経由3頭)
促して前目に着けたが、そこから3コーナー付近まで力む。
緩い流れのなか前でしぶとく脚を使ったが、落鉄に苦しみ惜敗。
右にモタれる面やストライドの大きい走りからこの条件がベストなのは間違いないだろう。
綺麗な馬場で、欲を言えば折り合いが付くか思い切った騎乗が叶えば、巻き返しは可能なはずだ。
・ウインガニオン
●前走京王杯スプリングカップ G2 7着 (経由3頭)
スタートから激しく手を動かして先団の内々。
直線やや窮屈な場面があり進路変更をするところがあったが、最後までしっかり伸びた。
デビューから一貫して6月頃に調子を上げてくる典型的な夏馬。
前走は先行争いでかなり脚を使いながらも直線の伸びに陰りはなく、いつも通りまたこの時期に調子を上げてきているようだ。
先手を取りやすいメンバー構成に距離延長、得意の左回りに状態面からさらにパフォーマンスを上げてくれるだろう。
地力は見劣るも、人気がないなら狙いどころとして悪くはない。
・ウエスタンエクスプレス
●前走チャンピオンズマイル G1 2着 (経由1頭)
後方で折り合いに専念。
4コーナーで大外から持ったままで上がって行き、長く脚を使って逃げ馬を追い詰めた。
それなりの時計は持っているし、長く脚を使うことからも舞台は合っている。
ただこの馬、さすがに使われ過ぎでは。
ここを目標にしてきたわけでもないし遠征する余裕があるのか疑問。
そういった点からも、今のところは嫌いたいが……。
関連キーワード
-
(退会ユーザー)
-
気まぐれ馬券師のレイ
-
白小熊
-
くりーく
-
覆面ドクター・英
-
イサゾー