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*過去10年が対象
◆キャリアは不可欠 最も気になるデータは、キャリア1戦の馬がことごとく不振だったこと。ハーツクライ(04年3着)やカンパニー(04年7着)といった後のGIウイナーでも、キャリア1戦では通用しなかった。将来性はともかく、ここでは大幅な割り引きが必要だ。また、前走で初勝利を挙げたばかりの馬も連対した例がなく、こちらも大きなマイナスとなる。
◆近況不振は大幅減点 過去10年の連対馬20頭のうち、前2走以内に掲示板を外した馬は03年2着サイレントディール(2走前の朝日杯FS8着)1頭のみ。また、前走成績に着目しても、02年2着アグネスソニック(朝日杯FS5着)、07年1着アサクサキングス(ラジオNIKKEI杯2歳S5着)以外は、すべて3着以内に入っていた。前走が重賞以外のレースなら3着以内は絶対条件で、前2走以内まで広げても大敗は許されない。
◆重賞、OP未経験は苦戦 重賞もオープンも未経験で連対した馬は3頭いるが、3頭すべて未勝利-500万下を連勝していたことは注目に値するデータだ。経験不足を補えるだけの勢いがない限り、簡単には通用しない。
◆シンザン記念組不振 意外なデータだが、年明けの京都GIIIシンザン記念に出走した馬は苦戦している。計14頭が参戦して【0・1・2・11】と、連対率はわずか7%にすぎない。厳寒期の重賞連戦は危険信号か。
◆結論
4項目をすべてクリアしたのはレーヴドリアンとダイワバーバリアンの2頭だけ。実績ではGI3着、GII4着のダイワに軍配が上がるが、未勝利-500万下を連勝している馬の好成績が目立つレース傾向を踏まえて、ここはレーヴを中心とする。(データ室)