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6日の福島11Rで行われた第63回ラジオNIKKEI賞(3歳オープン、GIII、芝1800メートル、16頭立て、1着賞金=3700万円)は、松岡正海騎手騎乗の5番人気ウインマーレライ(牡、美浦・高木登厩舎)が直線インから抜け出してV。重賞初制覇を果たした。タイムは1分45秒9(良)。
1年前に初勝利を挙げた思い出の福島で、再びウインマーレライが激走した。直線鮮やかにインを突き抜け、5番人気の低評価を覆してのV。秋につながる大きな重賞勝ちを手に入れた。
レースはトシザキミが1コーナーで先手を取り、後続を離しての逃げ。カウニスクッカが2番手につけ、イダスが続く。人気のクラリティシチーは後方3番手あたりを追走した。かなり速いペースになり、4コーナーでトシザキミはいっぱいになって後続が殺到。直線は差し馬が台頭した。そのなかでも鮮やかにインから伸びたのがウインマーレライ。道中はインで脚をためて、直線できっちりとスペースを見つけると、決め手を生かして抜け出し快勝した。また、この勝利はマツリダゴッホ産駒としての重賞初Vとなった。1番人気クラリティシチーが直線で外から猛然と追い込み、1馬身1/4差の2着。さらにアタマ差の3着が7番人気のウインフェニックスだった。
ウインマーレライは、父マツリダゴッホ、母コスモチェーロ、母の父Fusaichi Pegasusという血統。北海道新冠町・ビッグレッドファームの生産馬で、(株)ウインの所有馬。通算成績は9戦3勝。重賞初勝利。高木登調教師、松岡正海騎手ともにラジオNIKKEI賞初勝利。
松岡騎手は「本当にいい競馬ができたと思います。作戦というより、折り合いなどの課題があったので、そちらを意識して乗りました。すごく手応えが良かったですし、直線を向いたところで“勝ったな”と思いました。新聞で『松岡は1800メートルが得意』と書いてあったので勇気づけられましたね(笑)。このあともいい馬がいるので、重賞をバンバン勝っていきたいです」と満面の笑みで夏の活躍を誓っていた。
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