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ジャパンCの最有力馬で、GI3勝目を狙うキタサンブラック(栗・清水久、牡4)は、過去3戦3勝と相性のいい〔1〕枠(1)番に決定。名古屋市内で行われたイベントに出席した武豊騎手(47)=栗・フリー=も、“キタサン祭り”を予告した。
〔1〕枠(1)番でV4だ!! デビュー30周年を記念して、写真や馬具など自身ゆかりの品々が展示された熱気あふれる『武豊展』(名古屋栄三越で28日まで)の会場で、武豊騎手は穏やかな口調で切り出した。
「(1)番枠が多い馬だね。偶数の方がいいかなというのはあったけど、どこでもいいと思っていた。(1)番枠を引くよりも着順が1(着)の方がいいからね」
枠順へのこだわりはなかったが、〔1〕枠(1)番は昨年のフジテレビ賞スプリングS、今年の天皇賞・春、前走の京都大賞典と3戦全勝。ロスなく立ち回れる最内枠なら、逃げても控えても、スムーズに先行できるだろう。
また、昨年のダービーで14着に敗れた東京芝2400メートルについても「東京でこの馬に乗ったことはないけど、合うと思っている。強くなると、いろいろとあら探しをされるからね」と“不安説”を笑い飛ばした。
レース当日は、北島三郎オーナー(80)も観戦に駆けつける予定。武豊騎手は「この馬が勝てば、たくさんの人が喜んでくれる。オーナーもすっかり元気になられたと聞いているので、また一緒に表彰台に上がりたいね」と、天皇賞・春に続く“キタサン祭り”を予告した。
次走に予定している有馬記念のファン投票も、中間発表で1位の支持。天才とスターホースは、さらなるビッグタイトルを手に入れて暮れまで突っ走る算段だ。 (川端亮平)
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