“黄金コンビ”が復活だ。ラストランを迎えるオルフェーヴルの背中に池添騎手が戻り、栗東坂路で１週前追いが行われた。

　開門直後、ダノンウイスラーを１馬身半追走した。残り２Ｆ手前で馬場の内側へ持ち出すと、ビッシリと併せる形に。久々の感触を確かめるように鞍上が手綱をしごき、ラスト１Ｆ１２秒７で半馬身先着。ほとばしるような気合走とまではいかないが、集大成に向けて順調な仕上がりだ。

　「いつもと同じように前を追いかけて、しまいもそれなりに伸ばした。少し掛かり気味だったけど、行きっぷり、反応は良かった」と池添騎手。

　「ここまでは順調にきています。動きに活気があって馬体にもボリューム感がある」と池江寿調教師も納得の表情だ。

　昨秋は凱旋門賞２着→ジャパンＣ２着と激闘が続き有馬記念を自重せざるをえなかったが、「今年は全然違いますね。凱旋門賞（２着）の後に１週間、フランスに滞在させたのが良かった。じっくり時間をかけて乗り込めた。当日は（最終レース終了後に）引退式も行われるので、ぜひ中山まで足を運んでほしいですね」とトレーナー。ファン投票１位にふさわしい疾走が期待できそうだ。（夕刊フジ）

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