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第72回皐月賞(15日、中山11R、GI、3歳、芝2000メートル、1着賞金9700万円=出走18頭))“ウチパク・マジック”のさく裂だ! 3コーナー最後方からポッカリと空いた内を通って進出した4番人気ゴールドシップが、直線で力強い伸びを披露。堂々と牡馬第1冠を制した。タイム2分1秒3(稍重)。鮮やかな手綱さばきを見せた内田博幸騎手(41)=美・フリー=は、骨折から復帰後、初のGI制覇。
世界で大きなシェアを占める超小型ベアリングなどの精密機器を製造する小林英一オーナー(81)=北日本精機会長=は、札幌市の自宅でテレビ観戦。競馬場では次男の正和さん(43)=同社専務=が声援を送り「最後は安心して見ていられました。しかし想像以上に、何て強い馬。驚きました」。小林英一オーナーは馬主歴25年目でGI初制覇、それも最初に所有した牝馬パストラリズムの孫が願いをかなえたのだから、感無量のはず。ダービーには何を差し置いても駆けつけるとのことだ。
生産者の出口牧場、出口俊一さん(55)は、レジェンドテイオー(1986年セントライト記念など)以来の重賞ウイナーがGIを勝ち「過分な喜び。日高(生産地)の励みになってくれれば」と声を詰まらせた。アラブ生産と農業の兼業から、1959年にサラブレッド生産に転じ「日高周辺の方々と長い付き合いをしていただいたオーナーに、恩返しできた思いです」。母ポイントフラッグは、5月19日に同じステイゴールドの産駒を出産予定だ。
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二言ナシ
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(退会ユーザー)