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菊花賞の『トレセン特選マイク』は、神戸新聞杯3着ファントムシーフの武豊騎手(54)=栗・フリー。歴代最多の菊花賞5勝を誇るレジェンドがパートナーへの思い、意気込みを語った。
--前走の神戸新聞杯は3着
「状態は良かったし、レース自体もやりたいことはできました。結果は残念ですが、内容は良かったと思います」
──逃げるプランはレース前からあったのか
「絶対、逃げようという感じではなかったですが、ダービーのときはスタートがあまり速くなかったので、できればスタートを決めて先行しようと思っていました」
──長所は
「2歳の頃から注目されていて、ポテンシャルが高く、乗り心地がすごくいい馬。スタミナもある印象なので、それを生かしたいです」
──この中間は調教には騎乗していない
「ダービーのときは(3週連続で)乗って、仕上がり過ぎたかなというところがあって、当日イレ込んでしまった。今回は調教師の方から『レースからで行きましょう』と」
──今回は京都芝3000メートル。歴代最多の菊花賞5勝を挙げるジョッキーにとって好相性の舞台
「折り合いが難しい馬ではないし、スタミナもある方だと思うので、(距離延長が)マイナスになるイメージはないです。自分としてもいいイメージがあるコース。チャンスのある一頭で臨めるので楽しみです」
──レースプランは
「ペースにもよりますが、スタートを決めて早めに動けるようなポジションを取りたいですね」
──意気込みを
「強い馬が出てきていますが、ファントムシーフもトップレベルの馬だと思います。皐月賞、日本ダービーと結果を残せていないので、何とかこの菊花賞でという思いは強いです」
★ファントムシーフ坂路で力強く11秒9
ファントムシーフは栗東坂路で単走追い。力強いフットワークで駆け上がり、4ハロン54秒4-11秒9をマークした。梛木助手は「力の要る馬場でしたが、しっかりと動けていました。折り合いも問題なかったです」と笑顔。初の3000メートルについて「操縦性がいいので、問題ないと思います。自分のリズムで走れれば」と力を込めた。