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10月7日の東京11Rで行われた第9回サウジアラビアロイヤルカップ(2歳オープン、GⅢ、芝1600メートル、馬齢、9頭立て、1着賞金=3300万円)は、松山弘平騎手の3番人気ゴンバデカーブース(牡、美浦・堀宣行厩舎)がデビューから無傷2連勝。デビュー戦の逃げ切り勝ちから一転、最後方を追走すると直線で外から豪快な末脚で差し切り優勝。同馬の父は新種牡馬ブリックスアンドモルタルで、今年の新種牡馬産駒初のJRA重賞勝利となった。タイムは1分33秒4(良)。
2馬身差の2着には断然の1番人気に支持されたボンドガールが入り、さらにクビ差遅れた3着に序盤折り合いを欠いたものの、しぶとく脚を伸ばしたシュトラウス(2番人気)が入った。
サウジアラビアRCを勝ったゴンバデカーブースは、父ブリックスアンドモルタル、母アッフィラート、母の父ディープインパクトという血統。北海道白老町・(有)社台コーポレーション白老ファームの生産馬で、馬主は(株)G1レーシング。通算成績は2戦2勝。重賞は初勝利。堀宣行調教師は2019年サリオスに次いでサウジアラビアRC2勝目、松山弘平騎手は初勝利。
◆松山弘平騎手(1着 ゴンバデカーブース)「リズムを大事にさせてもらいました。あの形を差し切るというのは本当に強かったと思います。前走は逃げて勝っている馬ですし、長く脚を使えるかなと思っていました。最後方になるというのは予想していなかったですが、慌ててジタバタせずに、馬のリズムを重視しました。強い馬もいましたが、最後はあれだけすごい脚を使ってくれて本当に強かったと思います。距離はこれからだと思いますが、末脚はすごいものを持っていますし、前走は逃げて勝っています。いろんなパターンの競馬ができて、レースも上手な馬だと思うので、これから先も楽しみです」